「人権」と「安全」への大学のリスクマネジメントー代表事例の「学生への注意喚起」を中心にー

1.はじめに

 冷戦終結後の1993年、国連は世界人権会議を開催し「ウィーン宣言及び行動計画」を採択し、人権の普遍性を確認した。国連は1995年以降「人権教育のための国連の10年」、2005年以降「人権教育のための世界計画」に取り組んでいる。日本政府、特に外務省も積極的にコミットしている。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinken/kyoiku/index.html

 また、政府は内政でも人権政策を展開している。

 日本の大学では「アカデミック・ハラスメント」は初め「女性差別」として定式化された(例えば、上野千鶴子編『キャンパス性差別事情ーストップ・ザ・アカハラー』三省堂、1997年等)。

 しかしその後、それは「人権侵害(問題)」と再定式化されつつある。まだ日本にはその問題は「人権の言語」ではなく「ハラスメントの言語」で説明される傾向が強い。しかし、「限界」がありつつも、その問題への「ハラスメント」としての取り組みは日本の大学でも拡大している。文科省も大学に「安全の確保」を要請している。

 大学の中には、「人権」や「安全」の問題に対し、「相談」に止まらず「司法的応答」を行っている場合もある。

1. はじめに  米ソ冷戦後の1993年、国連は世界人権会議で人権の普遍性を確認し、人権教育を国家の義務とし、1995年から「人権教...

 ここでは「人権」と「安全」への日本のリスクマネジメントを、代表事例の「学生の注意喚起」を中心に確認する。その際、「アカデミック・ハラスメント」と「セクト」・「カルト」への注意喚起に注目する。

2.東京大学の場合

6.ハラスメントに関する注意
〔参考〕東京大学ハラスメント相談所ウェブサイト内「ハラスメント関係規則等」
http://har.u-tokyo.ac.jp/reference_data/
本学では、「東京大学セクシュアルハラスメント防止宣言」、「東京大学アカデミックハラス
メント防止宣言」等のハラスメント関連規則等に基づいて、学術の教育・研究の場にふさわし
い環境づくりを目指し、アカデミックコミュニティにおける権力の濫用防止とハラスメント
の防止に取り組んでいます。
◎ハラスメントとは、相手の人格や尊厳を傷つけ侵害する行為であり、相手に性的・身体的・
精神的な不快感、苦痛・不利益等を与える言動のことです。
…悪意がない言動でもハラスメントと捉えられる可能性があり、誰もがハラスメントをする
側にも受ける側にもなりえます。ハラスメントを受けると、将来にわたって心身の健康や、
進路、キャリアなどに大きなダメージが及ぶことがあり、周囲の人達にも影響があります。
◎キャンパスライフをおびやかす人権侵害が起こらないよう、互いの言動と周囲の環境に気
を配りましょう。
…深刻なハラスメントは犯罪にもなりうるものであり、本学としても厳格に対処しています。
◎ハラスメント防止に大切なことは、①相手の立場になって考えること、②自分の意志は明確
に伝えることです。
ハラスメントをしないために
◆自分は親しい間柄と思っていても相手は同じ気持ちではない、
など「関係性の捉え方のギャップ」に注意しましょう
◆年齢、キャリア、立場などパワーに差のある関係では、
断りにくい立場やはっきりNOと言いにくい心理が
あることを理解しましょう
◆うっかり誤解を招くような言動をしてしまったら、
丁寧な説明や、時には謝ることも必要です
◆何かをたずねたり、お願いしたり、誘いかけたりする場合は、
相手からの明確な同意を得ましょう
ハラスメントを受けていると思ったら
NO(意思表示):相手はこちらが不快に思っていることに気づいていない場合もあるので、
「私は嫌です」「不快なのでやめてください」と相手に明確に伝えましょう
GO(離れる):我慢しすぎず、その場から一旦離れ、自分にとって安全な場を作りましょう
TELL(話す):1人で抱え込まず、信頼できる人や、ハラスメント相談所に相談しましょう
RECORD(記録する):起きた出来事の日時、場所、内容やメール等を記録しておきましょう
もし負担に感じていることがあれば、ハラスメント相談所に相談してください。

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400076175.pdf

8.カルト団体・不審者等に関する注意
破壊的カルト団体などの反社会的団体が、大学キャンパス内・近隣やSNS等の場で勧誘を
行ったり、不審者に執拗に声掛けされたりする事案が報告されています。
思わぬ被害に遭わないよう、冷静な今のうちに問題点や対処法を知っておきましょう。
◎破壊的カルト団体にかかわると、徐々に“マインドコントロール”が行われ、高額な商品を
買わされたり家族・友人と隔離されたりして、学生生活を破壊されることがあります。
…はじめは実体(宗派等)を隠蔽し、“音楽”、“スポーツ”、“哲学”、“政治”、“国際交流”等の
活動目的(ダミーサークル)を標榜したり、“アンケート調査”や“道案内”などへ善意の協力
を求めたりして接近してくる団体も多いため、あらかじめ注意が必要です。
◎先輩や友人からの紹介だったり、名前や連絡先を伝えてしまっていたり、何回か参加してメ
ンバーと仲良くなったりしていても、怪しいなと思ったら、きっぱりと断りましょう。
…会って話したいなどと言われても、電話等で拒否することを躊躇する必要はありません。
◎不審者による声掛けがあった場合、まずは安全な場所に避難してください。構内で自分が被
害にあった場合や、絡まれている人がいた場合には、まずは安全を確保のうえ警備室に通報
をお願いします。身の危険を感じた時はまずは110番通報のうえ、後で警備室・所属部局
事務室にご連絡ください。
カルト団体等被害防止の心得
◆名前や連絡先を安易に教えない、喫茶店・学外拠点などへ安易に付いて行かない
◆周りの人や雰囲気に惑わされない、学生証等(名刺は信用できない)で身分を確かめる
◆勧誘の手口や怪しい兆候をあらかじめ知っておき、いざとなれば躊躇なく逃げる・やめる ―怪しい兆候(こんな場合は要注意!)―
・なぜか学外(雑居ビル等)に活動拠点がある、活動費が豊富だが出処が不明瞭
・サークルの沿革があいまい、参加者により活動内容や団体名称が変わる
・個人の嗜好や人生観等を否定される、家族・友人との関係を否定される
困ったときや何かおかしいなと思ったときは、相談支援研究開発センター総合窓口(なんで
も相談コーナー)や学生相談所、本部学生支援課や所属の学部・研究科等の窓口へ、早めにご
相談ください。

https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400076175.pdf

3.京都大学の場合

政治セクト(過激派)、カルト団体などに注意

思想、信教の自由は憲法で保障されています。しかし、世の中にはそのことを逆手に取り、嘘や違法行為を勝手な解釈で正当化する反社会的な政治セクト(過激派)やカルト団体も存在します。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/campuslife/notice2#a8

政治セクト(過激派)による勧誘

不法行為も辞さない政治セクト(過激派)が、大学にも潜んでいます。彼らは、学習会系サークルや学生自治会の名を騙って勧誘することがあります。学習会への誘いや、クラス討論、さまざまな署名集めなどであなたに近づき、個人情報を集めたりすることもあります。彼らはかつて力ずくで反対意見を屈服させていた「過激派」の正体を今は隠し、学生運動や市民運動の体裁をとって「戦争反対」などを掲げ、若者の正義感に訴えてきます。しかし、反社会的な政治セクト(過激派)であるというその本質に今も変わりはありません。こういった輩に騙されないよう注意してください。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/campuslife/notice2#a8

カルト団体による勧誘

また、カルト団体による違法な勧誘、脅迫、献金強要等のトラブルも発生しています。その手口は、呼吸法、自己啓発セミナー、ボランティア、国際交流などのサークル活動への勧誘やアンケート調査などと言って声を掛け、世間話や趣味などの話題から親しくなり、住所や電話番号、SNSのアカウントといった個人情報を聞き出し、セミナーや合宿等に参加するようにしつこく勧めるというケースが多く見られます。

いったんこういった団体に入ってしまうと、その団体のさまざまな活動にかり出され、時間と労力を浪費し、人間関係が崩壊し、授業にも一切出られず大学を除籍となるなど健全な学生生活を送ることができなくなります。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/campuslife/notice2#a8

被害にあわないために

ひとりでいる時に声をかけられるケースが多発しています。トラブルに巻き込まれないためには、その人が何のために近づいてきたのかを確認してください。名前を言わなかったり、目的を言わなかったり、曖昧にぼかす時は注意してください。また、初対面の人には絶対に個人情報を教えないこと、安易にSNSでつながったりしてはいけません。しつこく勧誘されてもきっぱりと断る勇気が大切です。勧誘時の団体名や活動説明と実際の団体名や活動実態が異なる団体は特に注意してください。おかしいと思ったら、すぐに友人や家族、大学に相談しましょう。社会情報がみな誤りであり、この団体の言うことだけが正しいなどと情報操作・情報規制をされたらすぐ逃げてください。

なお、不審な勧誘を見かけたり、自分が勧誘を受けた時は、すぐに教育推進・学生支援部厚生課に相談してください。

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/campuslife/notice2#a8

4.東北大学の場合

ハラスメントと思ったら

あなたがハラスメントを受けたと感じたら

 もしも、あなたがハラスメントを受けたと思ったら、勇気をもって自分の気持ちを相手に対してはっきりと意思表示しましょう。気持ちを伝えることで、解決につながることもあります。また、信頼できる人や相談窓口に相談しましょう。本学では、学内・学外の相談窓口を設置しています。相談したことであなたが不利になることはありません。我慢してひとりで悩んでいても問題は解決しません。勇気を出して行動することが解決の第一歩になります。

https://c.bureau.tohoku.ac.jp/homucomp/harassment/teigi/

あなたの周りでハラスメントにあっている人がいたら

 自分の周りで、ハラスメントを受けている人がいたら、親身に相談にのってあげましょう。また、加害者への注意や相談窓口への同行など、積極的に協力してあげることも必要です。あなたの周りに誰にも言えずひとりで悩んでいる被害者がいるかもしれません。あなたが気づいた場合は、決して傍観者にならずに被害者の力になってあげてください。

https://c.bureau.tohoku.ac.jp/homucomp/harassment/teigi/

5.早稲田大学の場合

(1)1970年代の早稲田大学のセクトの場合ー暴力性ー

 当時、革マル派にとって最大の拠点であった早稲田大学で、自治会を支配するのは絶対的なミッションであり、敵対する左翼系の政治セクトが学内で活動するのを阻止し、排除することに全力をあげていた。

 なかでも最大の敵が中核派だった。革マル派も中核派も、「革命的共産主義者同盟」(革共同)が分裂してできた組織で、分裂の理由は、闘争方針や組織論の違いだったとされているが、両組織とも、敵対者への批判は苛烈を極め、死者を出す「内ゲバ」も厭わなかった。(中略)革マル派は、日本共産党とその系列である民青(日本民主青年同盟)に対しても厳しく対処していた。

(中略)

四月後半、私は(早稲田大学——引用者による注)文学部の中庭で、哲学科の助教授が、十数人の革マル派の学生たちに囲まれて追及を受けている場面に出くわした。その助教授は共産党員とみられていて、革マル派は手加減しなかった。二人の男が、助教授の両脇に立って腕をつかみ、肩を押し、頭を小突き、ネクタイを引っ張るなどしながら、ハンドマイクを耳元に押し付け、大音量で執拗に「自己批判」を要求していた。 「自己批判」とは、自ら反省するというのが本来の意味だが、学生運動が盛んだった一九七〇年前後には、敵側に反省を強要する際に、自らの全存在を否定する屈辱を味わわせて戦意を喪失させる手段として用いられていた。

桶田毅『彼は早稲田で死んだ―大学構内リンチ殺人事件の永遠―』文春文庫、2024年、pp.30~31。初版は2021年。

(2)現在の早稲田大学の注意喚起

ハラスメント

ハラスメント(Harassment)とはいろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。以下に一般的なハラスメントの定義をご紹介します。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

セクシュアル・ハラスメント

身体的な接触や性的暴力・言動などにより相手を不快にさせること

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

アカデミック・ハラスメント

教員等の権威的または優越的地位にある者による、教育上不適切な言動、指導または待遇

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

パワー・ハラスメント

組織内で優越的地位にある者による不適切な言動、指導または待遇

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

アルコール・ハラスメント

飲酒の強要や酔った上での暴力行為など、アルコール飲料に関連した嫌がらせや迷惑行為

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

SOGI(※)・ハラスメント

許可なく他人のSOGIを暴露するアウティングや、SOGIに関する差別的な言動、暴力などの精神的・肉体的な嫌がらせ
(※)Sexual Orientation(性的指向:恋愛的・性的魅力をどの性別に感じるか)とGender Identity(性自認:自分がどの性別であるか、またはないかとの自己認識)の頭文字をとった略称。

意図的ではなくとも、相手が嫌だと感じたり相手に不利益を与えたりすることはハラスメントです。特に先輩や教師など、自身の方が相手より権力がある場合には十分な配慮が必要です。どのように感じ、考えるかは個人によって異なります。この点を充分認識し、日々他者への思いやりと配慮をもって行動することこそが、ハラスメントの防止において、最も重要です。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

カルト集団・政治セクトからの勧誘

サークルを装って勧誘したり、「就職や留学のための勉強会に参加しませんか?」などと声を掛けたりして、連絡先を聞き出し、親しくなってからカルト集団や政治セクトへの入会を勧めるケースがあります。最近ではSNSを使った勧誘もあるようです。

カルト集団や政治セクトへ一度入ってしまうと、巧妙な手口でマインドコントロールされてしまい、正常な生活を送れなくなってしまう恐れがあります。不審に感じたら、できるだけ早く、毅然とした態度ではっきりと拒否して対処してください。また、アンケートなどを依頼されても、個人情報は安易に渡さないようにしましょう。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

カルト対策5つのチェックポイント

宗教問題等の被害者救済に取り組む弁護士が「カルト団体の見分け方」に関する5つのポイントを紹介しています。

1.即断即決を迫る

家族や友人に相談するとそこで止められてしまうため、「今ここで決めてください」と迫るパターンは非常に多いです。

2.口止めを要求する

「今言ったことはあなたにとっての真理なので、あなたが理解するまでは家族にも話してはいけません」「家族にしゃべったら台無しになります」などと口止めをしてきたら要注意です。

3.小さなうそや違法行為が入ってくる

例えば何かの行事に参加する際、「友達のところに行くと言ってください」とうそを強要してくるのもカルト団体の特徴。ささいなことでも違法行為を指示してくるケースもあります。

4.やたらと親切で褒めてくる

これもよくある手法です。特に理由がないのに「あなたはすごい」とやたらと褒めてくる。褒められると自己肯定感が高まりますし、断りづらい雰囲気になって相手が心の中に入り込んできやすくなります。

5.活動内容が最初の説明と違ってくる

最初に信頼関係をつくり、宗教性などを明かすのは最後、という手法です。例えば、「SDGsの勉強会です」と言っていたのにだんだんと聖書の内容が出てきたり、SNSに好意的なリプを付けてフォローさせてから、直接DMでイベントに誘い込むケースもあります。

※詳細は『早稲田ウィークリー』の記事「カルトの本当の怖さって? 狙われる早大生、巧妙なその手口と対策の心得」「弁護士・阿部克臣 日々勉強、全力で目の前の被害者たちを救う」から確認してください。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

危険な勧誘から身を守るために

最も効果的な対策は、自分の住所や電話番号、メールアドレスなどの個人情報を安易に教えないことです。また、以下の点に注意して、危険な勧誘から身を守りましょう。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent
  • 団体の名称・代表者・活動内容は必ず確認。不明瞭な場合は要注意。
  • 情報操作などが行われていると感じたときは、その団体から離れる。
  • ささいなことでもおかしいと感じたときは、速やかにきっぱりと断る。
  • 一人で解決しようとせずに、家族や友人・専門家・大学などへすぐに相談する。

 <ご参考>

受付時間:9:30~17:00(平日)

「旧統一教会」問題やこれと同種の問題について相談できます。

霊感商法等の悪質商法に関する具体的手口等について注意喚起をしています。

https://www.waseda.jp/inst/student/life/notes/prevent

6.慶応大学の場合

慶應義塾は、国際的な教育・研究・医療機関として、また、気品の泉源・智徳の模範たることを願って発展してきた組織として、いかなるハラスメントも容認しません。ハラスメントは、基本的には自分が被害に遭っていると感じたら該当すると考えてください。

https://www.students.keio.ac.jp/com/life/extracurricular/efforts.html

7.上智大学

カルト団体の勧誘

 いくつかのカルト団体に関するトラブルが大きな社会問題になっており、最近上智大学内でも同様のケースが報告されています。洗脳されてさまざまな活動をさせられたり、多額の献金を要求されたりするケースもありますので、貴重な学生生活を無駄にしないよう十分な注意が必要です。また、最近ではインターネット(SNSなど)で勧誘を行っている事例も報告されております。上智大学内では、そのような勧誘活動は一切禁止されています。大学構内で勧誘されたり、勧誘しているところを見かけたりした場合には、直ちに正門守衛所(03-3238-3000)または学生センター (03-3238-3525)に連絡してください。

 *さまざまな勧誘方法

スポーツやボランティアのサークルを装った勧誘:
スポーツやボランティアのサークル/団体と偽り、宗教団体であることを隠して近づいてきた団体が宗教の話をはじめたら要注意です。

平和を考える会や自己啓発セミナーを装った勧誘:
正当な宗教サークルは名前を詐称しません。真面目な会合を装い、勉強会と称してビデオなどで洗脳します。特に拘束時間が長いものには注意してください。

街頭勧誘:
「アンケートに答えてください」「手相の勉強をしています」等と誘い、高額な商品の購入をすすめ、団体に引き込もうとします。

その他の勧誘方法
 →「学食はどこですか?」など声をかけ、個人情報を聞き出し、会合に誘ってくる。

→「アルバイトする学生を探しているんですが・・」と声をかけ、個人情報を聞き出す。
 →「一緒に歌をうたいましょう。いろんな人と交流できますよ」と勧誘する。
 →SNS等で「楽しいサークルに参加している」と興味を起こし、団体の会合に呼び込む。

 *カルト教団の特徴
   ■宗教団体であることを隠す、恐怖を抱かせて勧誘するなど、勧誘の方法が正当でない。

 ■教祖や教団組織に盲従させ、教団組織の外の世界を極端に悪く言う。
   ■信者の過去や人間関係を否定し、家族や友人から遠ざけようとする。
   ■異常に厳しい生活上の決まりがあり、信者の個性を尊重しない。
   ■外部からの情報を規制する、又は否定する。
   ■伝統的宗教を極端に軽蔑している。

~もしおかしいと思ったら~  

・  個人情報(名前・電話番号・住所・メールアドレス・SNSアカウント等)を絶対に教えない。

・  はっきり断りましょう。その宗教がよいものだと信じ、善意で勧誘してくる人も多いです。
  たとえ勧誘した人がやさしく思いやりのある人に思えても、きっぱりと断ることが必要です。
・  誰かに相談してください。「友人や家族には話さないように」等と言われたら、社会から
  隔離しようとしているなどカルト教団である可能性が高いので絶対に従ってはいけません。
・ カルト教団かどうかはっきりしない場合にも、迷ったら必ず学生センターへ相談してください。

・  友人の様子がおかしくカルト教団との関わりが疑わしい場合も、学生センターへ相談してください。

https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/studentsupport/%e5%ad%a6%e7%94%9f%e7%94%9f%e6%b4%bb%e3%81%ae%e8%ab%b8%e6%b3%a8%e6%84%8f/

ハラスメント

 本学は、公正で安全な学生生活環境を保障するため、セクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメントの防止に努めています。
 ※本学ハラスメント関係WEBサイト:https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/soudan/harassment/

https://piloti.sophia.ac.jp/jpn/studentsupport/%e5%ad%a6%e7%94%9f%e7%94%9f%e6%b4%bb%e3%81%ae%e8%ab%b8%e6%b3%a8%e6%84%8f/

8.代表事例の比較

 他大学と比較すると、慶応大学は注意喚起が少なく文章も短い。また、「セクト」や「カルト」の注意喚起が無い点で、同大学は他大学と非常に異なる。

 また、上智大学は「セクト」の注意喚起が無い。しかし、「カルト」の注意喚起は最も長文である。

9.おわりに

 今回は大都市にある偏差値が高い大学を代表事例としてその注意喚起の内容を確認した。しかし、他のグループの注意喚起や異なるグループ間の比較等も必要である。

 また、各大学の司法的応答等のリスクマネジメントの解明や大学間の比較も必要である。一つの問題は日本大学法学部のように司法的応答の広がりです。

 各大学の人権教育の実践の現実も不明である。その実践の内容や広がり、学生への影響、「人権の偏向化」等は不明である。

1. はじめに  米ソ冷戦後の1993年、国連は世界人権会議で人権の普遍性を確認し、1995年から「人権教育のためのの国連の10年」...
1. はじめに  1946年、日本国憲法が公布され、基本的人権が保障され、その際、「公共の福祉」とのバランスも必要とされた。 ...

これらの検討は今後の課題である。

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