国際人権に対する日本のカトリック系学校の位置ー入学者と教育関係者の採用の基準ー

1.はじめに

 国連は人権政策を推進している。国際人権へ「ラブ」を「保守」するバチカンもコミットしている。

 国際人権へ日本のカトリック系学校はコミットしているか? 入学と教育関係者の採用基準とは?

2.国際人権

1.はじめに  国際人権に対する国連の人権政策を人権教育政策を中心に説明する。 2.世界人権宣言(1948年)ー国際人権の「原...

3.国際人権へのバチカンのコミット

1.はじめに  1948年、国連は世界人権宣言を採択した。その後、国連は国際人権条約を発展させた。  米ソ冷戦後の1993年、...

4.国際人権への日本カトリック司教団のコミット

1.はじめに  1948年、国連は世界人権宣言を採択した。1993年、国連は世界人権会議を開催して、「ウィーン宣言及び行動計画」を採...

5.国際人権への日本のカトリックの教育関係者のコミットー内的差異ー

1.はじめに 1993年、国連は世界人権会議を採択し、「ウィーン宣言及び行動計画」を採択し、人権の普遍性、相互不可分性、相互依存性、...

6.カトリック信仰の「ルサンチマン」化と非「ルサンチマン」化

1.はじめに  国際人権は普遍主義的「人間」観を前提にする。「教育への権利」の「教育」は、「ヒューマン・パーソナリティ」の十全な発達...
1.はじめに  カトリックの「宗教の自由」の行使は国際人権と両立するのか、対立するのか? 2.カトリックの「宗教の自由」として...

7.カトリック系学校の入学基準の教育関係者の採用基準ー「幼児洗礼」説(カトリック・ジャーナリストの神園伸二説)ー

 自身や身内がカトリック学校で学ぶことによりキリストの愛を知った人々の中に続々と求道者や洗礼希望者が現われ、カトリック系教育機関は教会にとって、有力な<宣教ツール>となっていったのである。

(中略)

 日本の教会の信徒家庭で育ち、幼児洗礼を受けた「就学期にある子弟」を、無条件で貴校に受け入れ、全人教育を施してほしい。彼ら・彼女らはきっと、次代の宣教・司牧の第一線に立つことを自らの使命と自覚してくれるだろう。

神園伸二「カトリック学校の存在議は不滅であるー今ある危機を克服して宣教ツールを再興しよう!ー」、『福音と社会』第345+346合併号、カトリック社会問題研究所、2026年6月30日、pp.12~13。

8.おわりに

 ①非「幼児洗礼」の場合、「ルサンチマン」化して「ヒューマン・パーソナリティ」が破壊される場合がある。

 ②「ヒューマン・パーソナリティ」が破壊された人間は、「教育への権利」の「教育」を実践する能力と適性が無い可能性がある。

 ③「幼児洗礼」の場合、「ルサンチマン」化せず「ヒューマン・パーソナリティ」が破壊されず、「教育への権利」の「教育」を実践する能力と適性がある可能性がある。

 ④「幼児洗礼」の場合、信仰は「ルサンチマン」の信仰ではなく「ラブ」の信仰になる可能性がある。

 ⑤キリスト教の「ラブ」の教育は、国際人権の「友愛の精神」や「フレンドシップ」と整合的で互換的である可能性がある。

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